五月人形を出しました。
私の住む地方では、節句人形は嫁に出だした側(女方)の両親が贈るという風習があります。
上の写真は私の両親が長男が生まれた際に買ってくれた物ですが
長男が生まれて今年で17回目、はっきり言ってこの時期は億劫だなと思う時期でもあります。
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初節句の際、
親戚から頂いたお祝い金は全て形に残さないと失礼にあたる、
と言う 田舎ならではの考えだった現家族の意向で、両親から貰った鎧飾りの他にガラスケースに入った人形を5つ購入しました。
その後次男が生まれ、新たに兜飾りを買って貰い
その全てを合わせると
大きな段ボールだけでも11個分にもなります。
正確に言うならば、鎧飾りは1間程あるスチール台に乗せる仕様になっていましたが、それは引っ越しの時に処分したのでこれでも減った量です。
当時は団地暮らしだったので、長男の鎧飾りが到着した時
それを何処に飾ろうか、そして何処に仕舞おうか、頭を抱えた記憶があります。
私の両親からすれば娘と孫を思っての事でしたが、後から考えると「いらない見栄だったよね」、と今は母との笑い話になっています。
長男の失敗を元に次男の時に選んだのは小さな兜飾りでした。
この箱の中に全てのパーツが収まります。
私はこの小さな兜飾りをとても気に入っていますが
片や一間もある大きな鎧飾り、そしてこの小さな兜飾り
そのサイズの違いにそれを初めて見た旦那どんは
「え?何処にあるの?」と言ったほど(笑)→ホントの話
左が長男、右が次男のお祝いで買ってもらったものです。
(付属品は写していません)
サイズの違いは一目瞭然です。
そして
ガラスケースの人形も全て飾ると
人形と、段ボール箱で6畳の和室は覆い尽くされます。
ちなみに。
母も姉もそれが教訓になったのか、姉の子供達の時に選んだ節句人形は ガラスケースに入った、箱から出したら直ぐに飾れるタイプの物1つだけでした。
なんと機能的…
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大は小を兼ねると言いますが、そうとは限りません。
大きな人形は見た目は豪華に見えますが、飾る場所もしまう場所も必要になります。
この家に越してきた頃は、出し入れのし易さだけを考えてこれら全てを和室の押し入れにしまっていました。
しかし、主な居住スペースが一階になる我が家では 和室の押し入れに一年に一度きりしか出し入れしない物を置くより もっと適した物を収納した方が便利だと判り
その後人形の入った段ボール箱は屋根裏部屋へ収納した時期がありました。
けれど、屋根裏部屋への移動は想像以上に大変で、先ず1人ではとても出来ることでは無かった為断念
現在は和室と二階のクローゼットに分けて収納しています。
数年かけて断捨離をしてきた事で家の中から物が減り、そのおかげて当時よりは大分余裕のある収納が出来ていますが
それでもこの量は 私にとって、管理する上でもストレスを感じる数と言えます。
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人形を贈ってくれた私の母は、どちらかと言ったらかなり捨てられないタイプの人間ですが、その割に執着がないのか
「子供達も大きくなったしそろそろ(処分しても)いいんじゃない?」
と言っていますが、
娘としてはそれ相応に値の張る物だったという事を知っている為 何となく申し訳ない気持ちになる事
そしてそれ以前に節句の人形を飾る意味を考えると息子達が20歳、早くても18歳までは飾るつもりでいます。
しかし、もし今 あの頃へ戻るとしたら、間違いなく段ボール箱1つに収まる小さくて機能的な物を選ぶでしょう。
大は小を兼ねない時もある。
身をもって学んだ事の一例です。
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